グンプリファイナルを振り返り【前編】R7.12.07

  • 2025年12月07日
  • こんにちは!

    興和流通商事の設計でフィギュアスケート勉強家の野村です!

    週末行われたフィギュアスケートグランプリファイナル名古屋決戦

    すんごい試合でした!

    本当観に行けばよかった!

    観に行くべきでした!

    めちゃくちゃ後悔しています!

    それくらい神大会!!!

    まずは男子から。

  • 男子6人は6人中5人が4回転ルッツを跳ぶ猛者ばかり。

    つまり高難度4回転ジャンプがないと上位には来れないということが

    如実に表れています。

    しかしショートでトップに立ったのは

    その4回転ルッツを跳ばない鍵山選手!!!

    鍵山選手の美しいスケーティングと教科書に載るレベルの

    お手本のようなジャンプ

    これさえあればトップに立てるということ!

    (まあ、そのスケーティングの美しさが唯一無二なんだけど)

    鍵山くんの渾身のガッツポーズが見れて

    北京オリンピック以来の自己ベスト更新に

    涙が出ました!!!

    やったよー!!!

  • しかしながらフリーでトップに立ったのは

    世界王者のイリヤ・マリニン選手(アメリカ)

    なんと7つのジャンプ全てを4回転にするという

    史上初の構成。

    おそらく5回転を跳ぶ人が出てきたとしても

    7クワドは私が生きている間には

    現れないのではないかと思うほどの大偉業です!!!

    まさに歴史的な瞬間。

    しかもそれを軽々とやってのけたというのが

    本当に凄い!

    10年前まで本当に友人と話してたんです!

    【全てのジャンプが4回転】が先か、【5回転】が先かなんて。

    答えは

    【全てのジャンプ(7回)が4回転】が先でしたね!



  • フィギュアスケートには有名な言葉があって、

    「SP(ショートプログラム)は勝つことはできないが負けることはできる」と。

    まさにソチの真央ちゃんや、平昌のネイサンですよね。

    フリーでどれだけ神演技をしようと

    ショートで失敗してしまえばメダルは取れないということです。

    しかし

    今回のマリニンの演技はそれを凌駕してしまいます。

    おそらくマリニンがショートでどれほどの失敗をしようが

    フリーでひっくり返すポテンシャルがあることを証明してしまいました。

    だったらオリンピックの金メダルはマリニンで決まりなの?

    そんな単純な話ではないのが

    オリンピックの面白いところです。

    (こんな博打みたいな構成はオリンピックではやらないと思うし)

    もちろん一番金メダルに近いのは

    マリニンで間違いないです。

    ですが今回ファイナルに出場した他の5人の選手にも

    チャンスがあります。

    とくに鍵山選手と佐藤選手には

    可能性が十分にあります!

    鍵山君は既にオリンピックで戦ったという経験があり

    これはマリニンにはない強みです。

    さらに超高難度ジャンプを跳ばなくてもトップに立てる

    美しいスケーティングというのは

    逆に言ってしまえば

    高難度ジャンプを跳ばないと

    絶対に鍵山選手には勝てないのと同義なんです。

    これは他選手にとって脅威以外の何物でもありません。


    そしてその鍵山選手から

    オリンピックの話を十分聞いているであろう佐藤選手も

    今回のファイナルで

    ショート・フリーともにノーミスで演じきった自信が

    佐藤選手をますます強くするでしょうし、

    おそらくオリンピックまでに300点を超えられると思います。

    300点を超えられる選手は

    ほんの一握りです。

    佐藤選手はもうすぐそこまで来ています!

    マリニンのあの神演技の後にノーミスで演技できるなんて

    並大抵の心臓ではできません!!!

    まさにストックホルムワールドにて

    ネイサンの神演技の後(あのフィリップグラスはもう伝説♡)

    鍵山君がノーミスした時を彷彿させます!

    つまり

    めちゃくちゃオリンピック楽しみです。

    もう二人は代表はほぼ決定なので

    あとは全日本で気持ちの良い演技をして

    オリンピックに弾みをつけて欲しいです!!!

    佐藤選手と一緒に一般人にも日下コーチがバレました!

    ふたりともめっちゃ可愛いです!

  • そして

    オリンピックの金メダルに一番近い日本人選手が

    りくりゅうこと

    三浦璃来(りく)・木原龍一ペアです!

    龍一君の地元名古屋で勝ち取った金メダル!

    しまもまだ伸びしろがあるんです!!!

    8年前に開かれた名古屋でのファイナルは

    自分には関係のない世界の話だったんですって!

    そんな龍一君の話を聞くと

    諦めないことの大切さが本当によく分かります。

    ミラノで最高のグラディエーターを演じられますように!

    頑張れ!りくりゅう!!!

    というわけで

    後半はもちろん女子です!!!

    ではまた。