天才少女アリサ・リウとは!?R7.11.20
- 2025年11月20日
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こんにちは!興和流通商事の設計で
フィギュアスケート勉強家の野村です!
先週行われたスケートアメリカで優勝し
グランプリファイナル行きを決めた
アメリカの天才少女アリサ・リウ選手(20歳)について
なぜ彼女が天才なのかを書きたいと思います!
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アリサ・リウ選手
13歳でノービスながらシニアの全米大会で優勝
ジュニア時代、4回転ルッツとトリプルアクセルを同時に決める
史上初の女子選手になる。
北京オリンピック後ワールドメダリストになった後
僅か16歳で引退。
2年のブランクを開けて復帰した先シーズン
世界選手権で初優勝!
もうこれだけで映画ができます!
『アリサ・リウ物語』です。
そこには同じ中国系アメリカ人として
初めてオリンピック金メダリストとなった
ネイサン・チェンお兄さんも出てきてだな、、、
じゃなくて、
上記の経歴だけでも凄いのに
私が言いたいのはそこじゃないんですよ!
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4回転を跳べたことだけでも凄いんですよ!
トリプルアクセルもそうです!
ほとんどの選手が跳ぶことのできないジャンプです。
4回転も。トリプルアクセルも。
でも
アリサが天才なのは
それだけじゃない。
アリサの武器は
セカンドループとサードフリップです!
いいですか?
4回転とトリプルアクセルは
それを跳べるだけで凄いんですよ?
しかし、
以前記事にもしたように
セカンドループジャンプ。
これもまた非常に難しいジャンプなんです。
これを今季も軽々とやってのけたことも凄いし
サードフリップもアリサはできるんですよね?
NHK杯で青木祐奈選手がフリーでセカンドループが
跳べなかったんですが
彼女の武器はそれだけではなくサードフリップ
(3連続ジャンプの3本目にフリップを跳ぶ)があるという
お話をしましたが、
アリサもまた、女子でサードフリップを跳べる数少ない選手の一人です。
サードフリップは男子でもあまりやる人がいません。
4年前はネイサンや昌磨がやっていて、
その時女子で跳んでいたのはアリサくらい。
あまり注目されないんですが
セカンドループとサードフリップは
あまりやる人がいないからこそ
価値のある高難度ジャンプなわけですよ!
そういう高難度ジャンプを
多種多彩に装備するのがアリサの強み。
そして、ルッツからのトゥーループとループを
どちらも選んで跳べるのも
またアリサの天才たるゆえんですね!
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スケアメ後のアリサのプレカンにて
「プログラムでたくさんのミスをした良い点の一つは
次のプログラムではもうミスはしないようにする意欲が湧くこと」
当たり前かもしれないけど
全てを経験した20歳の選手が
飄々とした姿で頂点に立つのは
恐ろしい事です。
怖いもの知らずのティーンエイジャーではないんです。
それがアリサの強さですね。
彼女が新プロをやるのかどうかは不明ですが
準備はしているらしいので
それだけでも大変なのに
アリサにはあまり五輪シーズンという
プレッシャーはないのかも?
とにかく来月名古屋での演技が楽しみです。
では。