地震に強い「テクノストラクチャー工法」とは?R7.10.30

  • 2025年10月30日
  • こんにちは!

    興和流通商事の設計・野村です。

    シーズンもいよいよ佳境に入ってくると

    フィギュアスケートの話に偏ってしまいがちということで、

    わが社も取り入れているパナソニック独自の

    「テクノストラクチャー工法」についてのお話です。

  • 地震に強い構造の秘訣ということで、

    それは強靭な接合部にあります。

    よく現場でも「ビーム(鋼製梁)」の話をしますが

    これは

    パナソニック独自開発の木と鉄の複合梁「テクノビーム」が

    張りの強度を高め、負荷が集中しやすい接合部は

    オリジナルの接合金具とボルトやドリフトピン等の接合によって

    強固に固定されています。

    これによって、従来の木造建築物の課題を克服し

    鉄骨造に引けを取らない高い強度を実現しています。

  • また、『耐震』だけではなく

    揺れを吸収する『制振』も重要で

    テクノストラクチャー工法は

    制振システム『テクノダンパー』によって揺れを吸収します。

  • ①地震の力が建物に加わると

    テクノダンパーに引張力Aと圧縮力Bがかかります。

    ②テクノダンパーの芯材が伸縮することで

    地震の揺れを吸収します。

    ③建物の揺れが低減されます。


    このように

    『テクノダンパー』が揺れを吸収することで周期が伸びにくくなり

    建物の変形量を設置前の30~50%軽減することができます。

  • さらにさらに

    『テクノダンパー』を設置した試験体に力を加えて

    大地震に相当する負荷を100回以上繰り返し与えても

    制振機能が維持できることをパナソニックの実験で確認しており

    東日本大震災などの

    繰り返しやってくる揺れに対して

    非常に効果があることが分かっております。

    このような観点からも

    地震の強さに耐える『耐震』と

    地震の揺れを吸収する『制振』

    この双方の対策が地震に強い構造には重要となっております。

    難しい話にはなりましたが

    一度建物を実際に目で見てもらえば

    建物の良さが分かると思いますので

    気になったお客様はぜひ

    弊社営業までおお問い合わせください。

    ではまた。