2025年2月22日

リビングはいらない!?

『リビングのない間取りなんてどうかしてるよ!』

先日、建築学校へ通う息子さんがいる知人から言われた言葉。

建築考察系ブログ担当の興和流通商事のミヤイリです。

先の言葉、どうやら息子さんが学校の課題で間取りプランを書いたそうです。

それをたまたま見て私に電話してきたという経緯。

そう、建築学校では間取りプランを鬼の様に描かなければならない課題があるのです。

知人はリビングのない間取りプランを描いた息子さんを否定していましたが果たしてそうなのか?

私は考え込んでしまいました。

確かに『リビング』がある建物が一般的です。

ですがもし、リビングを占めていた面積を他のモノに変えたとしたら?

例えばテレワークや勉強用のカウンターのあるデスク空間、家事をまとめてこなせる大きな家事室、玄関~ウォークイン~パントリー~キッチンという家事動線を考えたプラン、ダイニングを大空間にする、、などなど。

多少違和感ある印象はありつつも変更は可能なはずですね。

話しが少し逸れますが日本の建築、ちょっとさかのぼると、、。

戦前は寝食『不』分離、一言でいうと食事をする場所と寝る場所は同じだった時代があります。
折りたたみ足の食事台があって、就寝のときは布団を敷いていたようなイメージ。

そして1958年ころにはテレビの一般化、普及率が10%を越え徐々に 俗にいう『お茶の間』が出現。
家族が1箇所に集まる理由になったわけです。

さらにさらに高度経済成長期を経て洋風モダンのトレンドがきます。
『応接間』の登場。
リビングとは少し違いますが ソファーとローテーブル、飾り棚があって洋酒が並んで、三角形のペナントが飾られていて(伝わるヒトがいることを願います)、、。

いかがでしょうか。
ちょっと振り返ってみるだけでも これだけ住み方、使い方は様変わりしています。

様変わりした当時は新しいものを受け入れられない一部反対派もあったはず。
それでもこれらが様変わりのトレンドになってきたという事実。

話しを戻して、、。
知人の息子さんは考え抜いてのプラニングだった可能性がここで出てきます。

昨今、テレビの重要性は低くなりました。

スマホ、パソコンの普及により リビングでテレビをみんなで観る、なんて機会は減ってきたはず。

それぞれ好きな動画を見る、メディアを楽しむ。『個別化』というやつ。

さらに仕事、学校、習い事、部活などで 家族全員リビング集合 なんて少なくなってきているのではないでしょうか。

『 リビングは必要ない。 』

対面キッチンでダイニングテーブルが広く長いプランをした彼の思惑がなんとなくみえてきた気がしました。

↑私のイメージ。広いダイニングテーブルとスタディスペース

エスキスと言われるラフスケッチ段階らしいので細かい点まではわかりませんが実はトレンドをとらえていたのかもしれません。

そのアンテナの高さに驚きます。
(※事実ハウスメーカーも一部提案している)

テレワーク、スマホ、パソコン、、、
ここ数年が建物の間取りプラン過渡期の様な気がしてなりません。
ここにきてリビングなしが一気に顕在化してきましたよね。

おもしろいです。
そんな節目に業界にいれることに感謝、です。

小難しい話をしてしまいました、失礼しました。

でも、こういう話 大好きです。

こんな話、興味ある方お声がけください、語りつくしましょう。
建築はたのしいですね。

以上、また次回お会いしましょう。
最後までお付合いいただきありがとうございました。

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